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 宇品港が築港されて百年。宇品港のこの一世紀には近代日本の激動の歩みが実に色濃く投影されている。前半の半世紀は、相次いだ戦争の暗い谷間の中で宇品港は「軍の要港」として歴史の舞台を支えるとともに、戦争の悲劇も刻んできた。戦後の半世紀近くは広島の海の玄関口として、また国際貿易港として躍動を見せている。そして今、港湾整備計画も順調に進行している宇品港の今昔をリポートする。